SV-NET(ネットワークサーボシステム)
SV-NETサーボシステムは、I/O標準装備のコントローラを司令塔に、SV-NETドライバが、豊富なバリエーションのACサーボモータに、任意のモーションコントロールを加えることを可能としたシステムです。
独立運用型の装置を、
さらにシンプルに、さらにコンパクトに、さらに使いやすく。
スタンドアローンで最大8 軸同時制御の簡単ネットワーク・モーションコントロールシステムSV-NET は、現在お客様のラインで稼動している装置を、更にシンプルに、そしてコンパクトにリファインすることをお約束します。また現在の上位装置(コントローラ)を活かしたい、あるいはこの部分を自社制作でとお考えのお客様にも、物理層にCANを使用しているので幅広くお応えできます。
組み合わせるモータは4つのシリーズをご用意しています。いずれも自動車に搭載実績のあるレゾルバをセンサに採用しており、シンプル&コンパクトでありながら高い信頼性をあわせ持ちます。
特長
シンプル構成
最大8 軸まで制御可能なコントローラは、シーケンス制御・モーションコントロール・I/O を1 台に集約しているので、システム全体をとてもシンプルに構成します。
コンパクト設計
システムを構成する各モジュールはいずれも筐体サイズが極めてコンパクトに設計されています。
バリエーション豊富
コントローラ・ドライバ・サーボモータの各モジュールは、いずれも豊富なバリエーションをラインナップ。
プログラム開発はMotion Designer で簡単に
プログラムの開発は専用の「Motion Designer」で対応いたします。
システム構成
複雑でコストのかかる従来のシステム
従来は多数のモジュールを組み合わせて、煩雑・複雑なシステムを構築していました。これでは仮にモータ等のモジュールを安価に購入出来ても、高価なシステムになってしまいます。
従来のシーケンサを中心とするモーションコントロールシステムはシステム規模の大小にかかわらず多数のユニットを組合わせてシステムを構築されており、多くのアイテムとそれぞれの使用方法を習得しなければなりませんでした。
シンプルなSV-NETシステム
SV-NETサーボシステムではI/Oが標準装備されたコントロールとそのPCアプリケーションソフト「C言語開発環境 ( Motion Designer )」、物理層にCANを使用したフィールドネットワーク「SV-NET」、ネットワーク指令により高い性能を発揮するドライバ、豊富なモータバリエーションによりシンプルかつ高機能なモーションコントロールシステムが構築でき、中小規模のシステムに最適な性能、機能、トータルコストダウンを実現します。
【Case 1】
上位装置(コントローラ)の自社制作をお考えのお客様
SV-NETは物理層にCANを使用していることから汎用性が高いネットワークです。
CANの上位制御装置をお持ちか、これから自社開発されるお客様には導入しやすいシステムとなっております。
【Case 2】
RS232Cなどのシリアルデータ通信でモーションコントロール
さほど高速でなく複雑な動きが要求されない場合、多軸同期制御が必要でない場合はRS232Cなどのシリアルデータ通信によりSV-NETドライバをコントロールすることができます。
またこの構成ではPCアプリケーションソフト「Master of SV-NETⅡ&Ⅲ」をご利用いただくことにより簡単な制動確認、評価、パラメータ管理が可能です。