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リニア中央新幹線に多摩川精機の製品が搭載されます

2025-08-21

「夢の超特急」に当社の製品が使われます

品川駅ー名古屋駅間でルート建設工事が進むJR東海のリニア中央新幹線。最先端技術を駆使した超電動超電導リニア車両に、当社のアクチュエータ(駆動装置)やモータといった各種製品が搭載されており、確かな品質の提供を通じて、軽量化や省エネ、ライフサイクルコストの低減、安全性の向上などが期待されています。
当社はリニア中央新幹線の駅ができる長野県飯田市に本社があります。当地で生産された製品がリニアに搭載されることは地域振興の観点からも意義深く、今後も地域内外のつながりを大切に、未来を見据えた一大プロジェクトに貢献していきます。

背景

2008年以降、さまざまな条件や特性に応じた機器の技術開発をJR東海と進めてきました。カスタマイズ対応は当社の強みの一つ。車両走行では、過酷な環境下での製品耐性が求められますが、これまで新幹線や特急車両、航空機向けの製品開発などで重ねてきた実績がリニアにも生かされています。

※ 上記4点の写真はJR東海提供

リニア中央新幹線の工事計画

時速500kmで走行するリニア中央新幹線は、東京・品川から名古屋までを最速40分でつなぎます。将来的には大阪までの延伸を目指します。当社が本社を置く長野県飯田市にはリニアの中間駅(仮称・長野県駅)ができます。

リニアで長野県駅(仮称)と品川駅間は約45分、長野県駅(仮称)と名古屋駅間は約25分で結ばれ、ビジネスや観光、交流の活性化が期待されています。早期の開業を目指し、建設工事とともに、車両等の改良が進められています。

超電導リニアのしくみ

リニア中央新幹線は時速150kmになるまでは車輪で走行し、それを超えると浮上走行になります。車両に搭載されている超電導磁石とガイドウェイの電磁石が吸引・反発する作用で、車両が10センチほど浮き上がり、時速500kmに到達します。