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人工衛星 「 GOSAT-GW 」 に 多摩川精機の製品が搭載
2025-07-03
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2025年6月29日(日)に打ち上げたH2Aロケットに搭載された、人工衛星「GOSAT-GW(温室効果ガス・水循環観測技術衛星)」の2つの観測機器に、多摩川精機株式会社(本社:長野県飯田市、代表取締役社長:松尾忠則)のアクチュエータ(駆動装置)やレゾルバ(角度センサ)などの製品が採用されています。
GOSAT-GWは、海面水温など水循環に関する「AMSR3(高性能マイクロ波放射計3)」と温室効果ガスを観測する「TANSO‐3(温室効果ガス観測センサ3)」の2つが搭載された衛星です。
AMSR3には、マイクロ波を観測するアンテナ回転時のバランス調整機構に、当社のアクチュエータ4台が使われています。TANSO‐3には、 温度や振動などに強いステップモータやレゾルバ、角度信号変換器が搭載されています。今回の特色でもある広域観測と精密観測のモード切り替えや、精密観測モードの駆動機構に使用されています。
GOSAT-GWは鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから、H2Aロケット50号機により打ち上げられました。H2Aは今回で退役となり、今後は新型のH3ロケットに完全移行されます。
当社は1980年代から宇宙関係の事業に参画しており、これまでに培った技術を基に、引き続き日本の宇宙開発や衛星事業に貢献してまいります。
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写真説明:
左上:AMSR3搭載 アクチュエータ 右上:TANSO-3搭載 レゾルバ付アクチュエータ
左中:TANSO-3搭載 ステップモータ 右中:TANSO-3搭載 レゾルバ
左下:TANSO-3搭載 角度信号変換器