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多摩川ベトナム有限会社が ベトナム新工場の開所式を開催しました

2025-04-04

多摩川精機株式会社 (本社:長野県飯田市、代表取締役社長:松尾忠則)のグループ会社で、ベトナムを拠点とするTAMAGAWA VIETNAM CO., LTD (多摩川ベトナム有限会社=以下「TVC」)の現地工場がクアンニン省アマタシティ・ハロン工業団地(※1)に完成し、2025年3月21日(金)に開所式を執り行いました。

式典には、クアンニン省政府や取引先の関係者など115名の皆さまに、ご参列いただきました。社長あいさつや来賓祝辞、テープカットなどに続き、工場見学と祝宴会を行いました。松尾社長は関係各位に感謝の意を伝え「このベトナムから、広くグローバル市場に打って出ていきたい。自動車の電動化の流れにより、センサ需要も増加していく。ベトナム工場を多摩川グループの太い柱に成長させたい」などと述べました。

TVCでは、電気自動車(BEV)やハイブリッド車(HEV)の駆動モータなどの回転角度を検出するセンサ「Singlsyn(シングルシン)」をプレスから組立まで一貫で生産し、環境対応車の需要拡大に対応します。今回は第一期工事の竣工で、設備や人員を整えた上で、生産開始は2025年7月を予定しています。順次、第二期・第三期計画に着手し、将来的には計3棟の工場体制を見込んでいます。

開所式当日は北ベトナムの季節特有のもやが晴れ、久しぶりの好天に恵まれました。初夏を感じさせる陽気の中、祭事を祝う伝統芸能の太鼓や獅子舞が披露され、鮮やかな花々が会場を彩りました。多摩川精機やTVCの紹介映像も上映しました。

※1:アマタシティ・ハロン工業団地はベトナムの経済特区で、法人税などで高水準の優遇を受けられます。TVCは建築費や人件費、電気料金など各種コスト面や設備・部材の輸入関税の免除などの利点も生かし、製品の価格競争力を強化するとともに、自社による生産力・収益力の向上を図ります。

 多摩川ベトナム 新工場の開所式 プレスリリース

 

 

写真説明:

左上:新工場のエントランス 右上:開所を祝うテープカット

左中:松尾社長あいさつ 右中:鏡開きで乾杯

左下:伝統芸能「タンロン太鼓」 右下:南西からの上空写真