Home > ニュース - 2025年 > 八戸えんぶりが開催されました

八戸えんぶりが開催されました

2025-03-05

青森県南部地方の伝統芸能で、初春に豊作を願う「八戸えんぶり」(八戸地方えんぶり保存振興会主催、多摩川精機八戸事業所、多摩川ハイテック、多摩川モバイル電装など協賛)が2月17日(月)から同20日(木)までの4日間、青森県八戸市内で繰り広げられました。

八戸えんぶりは国の重要無形文化財の一つで、約800年の伝統を誇ります。烏帽子をかぶった「太夫」と呼ばれる舞い手を中心に、稲作の様子を歌と舞で表現する祭りです。今年も長者山新羅神社への「奉納」に始まり、八戸の中心街で30数組がそろって舞を披露する「一斉摺(ず)り」、明治期に建てられた豪商の邸宅「更上閣(こうじょうかく)」の庭園を舞台にした「お庭えんぶり」など、多彩な催しで賑わいました。

4日間の観覧者数は約28万人。期間を通じて平日だった影響もあり、土曜・日曜が含まれた前年と比べると8万人ほどの減少となりましたが、同じ曜日配列だった2020年と比べると3万人ほど増加しました。

初日の「えんぶりの日」は、この日が休みとなった小・中学生の姿も多くみられ、地元の郷土芸能を楽しみました。幻想的な雰囲気が味わえる夜の「お庭えんぶり」は、期間を通じて全ての予約席が完売となる盛況ぶり。近年は外国人観光客も増加傾向にあります。

多摩川精機グループは「地域立脚」企業として、これからも地域の活性や伝統芸能の継承に向けた支援・協賛活動に取り組んでまいります。

 

写真提供 : VISITはちのへ