ご挨拶

地球にやさしく、人にやさしい技術

弊社は1938年(昭和13年)3月、創立者の先代、萩本博市が東京・多摩川の近くに設立したことに始まりました、当時、創立者の故郷信州があまりにも貧しく、また農業しか産業がなかったため、故郷に精密工業を根付かせねばと、1942年(昭和17年)に当時約5万坪の土地を購入して飯田工場を開設しました。

以来、時代のニーズの変化を先取りして戦後も直ちにインストルメントモータを開発・生産・販売し、「技術を育てて技術を売る」をモットーに自動制御機器、航空宇宙機器の製造販売へと事業を開発しました。

それが弊社の商標にもなっております、「モータトロニックス」、「スペーストロニックス」、「スマートコーダ」等であります。

1991年頃のバブルが崩壊したときに弊社は海外に生産工場を移さず、日本でのみ開発生産する事を決意し、且つ、株の公開もしないことを方針としました。

リスク分散のために、1991年(平成3年)には、八戸多摩川株式会社(現:八戸ハイテック株式会社)を設立し、さらに1994年(平成6年)には本社を東京から飯田市に移し、1999年(平成11年)には八戸事業所を開設し、モーションコントロール研究所を設立しました。飯田地区では、2003年(平成15年)秋には第2事業所を開設し、民需製品を全てこちらに移しました。
それまでの本社は、第1事業所と本社とし、三菱電機株式会社名古屋製作所より移管された航空機部品を含めて、スペーストロニックス研究所を設立、航空・宇宙用途のジャイロ等を応用した商品を主力とする事業所としましす。今後全世界の民間航空機の部品を開発生産してゆく予定です。
2005年(平成17年)秋には飯田・下伊那地区に第3の事業所を開所、第2・第3事業所は、ロボット、自動車等の部品の専門開発生産工場とし、第2事業所内にモータトロニックス研究所を設置、世界に誇れる商品の開発を進めております。そのひとつに、ハイブリッド自動車用角度センサ(シングルシン)があります。その他、ロボットの各種モータ、センサを開発生産して世界に販売しております。

また、同年8月には第1回ものづくり日本大賞の経済産業大臣賞をいただくことができました。
八戸地区では2006(平成18年)八戸事業所の事業拡大に伴い新たに福地工場、2008年(平成20年)にはリスク分散を目的に三沢市に三沢工場を開設いたしました。

弊社は、角度(2次元)を精度高く検出するセンサ(シンクロ)と、3次元の方位制御に必要なジャイロ、そしてアナログとデジタルのコンバータ(スマートコーダ)を3つの基本技術要素として、創業以来研究開発を続け現在も、10年で1桁精度を上げられるよう努力しております。

今後とも、強い開発力、強い営業力そして強いものづくりの錬磨に努め、品質と性能、価格でお客様のご要望にフレキシブルに対応して、オンリーワン、ナンバーワンの商品を全世界に向かってご提供できる”グローカル”な会社して前進して参る所存でありますので、ご指導とより一層のご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

代表取締役会長 萩本 博幸

平素よりご愛顧を賜り、厚くお礼申しあげます。
当社は、創業当時大変な貧困に苦しんでいた地域を新しく工業を興すことで救済し、豊かな地域社会を実現させるために起業しました。その創業の精神と哲学は、時代が変わり経済事情が変化しても脈々と引き継がれ、今日に至っています。

市場経済は、益々グローバル化が進み、従来産業が新興国へシフトする中で、地域産業も荒波に揉まれ、それを維持することは無論のこと、発展させる為には、大変に難しい舵取りと戦略が重要となっています。弊社は、創業以来、地域に根差した企業活動を本務としながら、「技術を育てて技術を売る」という技術開発を事業運営の根幹に置き、取組んで参りました。創業当初からの航空機事業は、地域と一体となった取組となり、これからの新しい地域産業として育ってきました。また、最近取組み始めたメディカルバイオ事業は、将来の事業として期待しています。当社は、今後も技術を一層充実させ、技術開発型企業としての基本姿勢を貫き、技術を鍛え、技術を磨き、新しい技術に弛まず挑戦することで、お客様の期待に応え、お客様に喜んでもらえる商品の提供をして参ります。技術開発とものづくりに於いては、子会社や地域の会社との連携を一層深めながら、役割分担を明確にし、グローバル市場で戦える強い地域企業を目指して参りますので、関係各位のご支援をよろしくお願いします。

代表取締役社長 関 重夫