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輸送時の振動・搬送物の揺れを低減させる装置を開発 ~バイオ医薬品などの輸送への応用にも期待~

2021-05-12

 

当社は科学技術振興機構(JST)の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)企業主導フェーズNexTEP-Bタイプにおいて「輸送事業向け無搖動防振装置」を開発しました。

 近年、輸送分野では、振動や揺れに弱い搬送物をより安全に運ぶニーズが高まっています。これまでは 、搬送物を 保護するために、ばねやゴム材などの柔軟な防振材で支持した防振器具が用いられてきました。しかし、柔軟な防振材はそれ自体の共振の相互作用により大きな 振動を生じさせてしまうこともあり、常に振動を抑制できるわけではありませんでした。また、車両の傾きによる影響や加減速・右左折の加速度によって生じる搬送物自体の揺れを防ぐことも、搬送物にかかる加速度の低減効果を定量的に示すこともできていませんでした。本開発では、JAXAの防振(振動絶縁)技術と当社の無揺動化技術を組み合わせることにより、振動と揺れの両方を低減し、定量的な輸送品質を確保する無揺動防振装置を製作しました。
 本装置は、振動や揺れに弱い精密機器や文化財、美術品を保護するとともに、振動でたんぱく質凝集体を生じやすいバイオ医薬品の品質低下を防ぐなど、医療分野の輸送でも活用が期待されます。また、陸上輸送だけでなく、より振動や揺れの大きい航空機への搭載などにも展開できると考えられています。

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